OBの皆様へ
今大会の陰の立て役者、嶋田コーチ
「学生援護会」で得たノウハウを大いに
発揮し優勝を引き寄せてくれた。
今シーズンに関しては、8期生嶋田コーチ・11期生青木コーチ・14期生吉田コーチを始め大学・社会人でフットボールを経験し、現在コーチングに携わる皆さんが、我が現役を指導し優勝に導いてくれたことを大変感謝しています。また本日も雨の中多くのOBの皆様が応援にかけつけて下さったことを大変感謝しております。OBの皆さんもみていたと思いますが、キックオフ前とハーフタイム後に部旗を囲んでハドルする様子からもわかるように、我々は常にBEARSの伝統に恥じないようこれからも努力して参りますが、現役人数の不足からもOBのバックアップなくしては、決して優勝はできませんでした。幸運にも関東大会に出場することができましたが、これからも現役部員のためにグランドに足を運びアドバイスをいただけますよう、よろしくお願いします。
得点経過
TEAM PLAY(NAME)yd PLAY種類 PAT
BEARS  #22小林:(  5yd) PASS KICK NG
BEARS  #10山下:(  2yd) RUN RUN NG
BEARS  #7 浅岡:( 51yd) RUN RUN G
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《コメント》
返って雨のおかげでスタミナ面は
気にせず試合に集中できた。
2000年に優勝し、その後連敗が続いていたBEARSがついに通算5回目の優勝を果たした。実は2000年の前は1993年とこれも7年前のことになる。なんと、7年周期で優勝している奇妙な巡り合わせであるが、今年度は学校創立30周年記念の年であり、またチーム再建を目指して取り組んできた成果がようやく実を結んだことも大変うれしい。
決勝戦当日の天気はあいにくの雨。しかし、前日までのGWは初夏のような天気が続き、久しぶりの12分正式計時をどう乗り切るかが課題であっただけに、この雨はまさに恵みの雨でもあった。また、実は準決勝の対立教新座高校戦で#7QB寺村選手・#12DB高木選手・#10FB山下選手・#7TB浅岡選手とそろって故障し、決勝戦の出場が危ぶまれており、一時は決勝戦を棄権しなければならないのではということが頭をよぎったが、選手・スタッフががんばってくれた。
ゲーム内容は、まだ本降りにならずグランド状況もそれほど悪くなっていなかった1Q開始早々に50ヤードライン付近から、#7QB寺村選手から、#22WR小林選手へのショートパスが決まり、そのまま相手陣内に深く入り込み、その後も再び#22小林選手にTDパスが通り先取点を取る。(TFP・NG)しかし、その後序々に雨は強くなりグランドもぬかるんできた。BEARSは相手陣内に攻め入るも得点には至らず、ストレスのたまる状態でハーフタイムに
岡室監督がタイムアップと共に
ガロンタンクのシャワーを浴びた。
入る。そして後半の勝負の分かれ目は3Q後半にやってきた。自陣20ヤード付近からショットガン体型で果敢に投げたパスがチップしインターセプトされ川越東高校が攻撃権を得る。この時点で6−0であり、モメンタムが一気に川越東に移りかけたときであっただけに一瞬凍り付いたが、今度は川越東高校がファンブルし再びBEARSが攻撃権を得てピンチをしのいだ。4Qに入り両チームとも雨とグランドコンディションの悪さから攻め手をかき膠着状態が続いたが、残り8分程度となったところでBEARSのエースRBへと成長した#7浅岡選手がオープンサイドを抜けゴール前に。最後は#10FB山下選手が強引にエンドゾーンにボールを運びTD。(2ポイントを狙ったが失敗)この時点で12−0。そして、今シーズンの特徴でもある後半に入っても得点能力の落ちないBEARSの真骨頂が発揮され、インターセプトから得た攻撃を再び#7浅岡がエンドゾーンに持ち込み、ダメ押しのTD(2ポイントも成功)が決まり勝負を決めた。

春季決勝 対 川越東高校戦

2007年5月6日(日) 立教新座高G
AM11:30KICK OFF  天気:雨 (正式12分計時)

川越東を完封し7年ぶり5回目の優勝!
関東大会へ!

Team 1Q 2Q 3Q 4Q total
14 20
川越東高校
《コメント》
課題のパスオフェンスも随所で決まり
名実共にエースQBに成長した。
 立教新座高校を相手にディフェンスが完封し、7年ぶりの優勝を目指して決勝にコマを進めた。今日の勝因はなんと言っても戦略が明確であったこと。OBが総動員して現役をバックアップし、現役選手が十分にそれに応えてくれた。1〜2回戦に見せた爆発的な攻撃力ではなかったが、オフェンスでは、#7QB寺村選手の課題でもあったパスオフェンスが要所要所で成功し成長の跡を見せると共に、FB#10山下選手をTEにコンバートして両タイトエンド体型にして立教新座高校4−3ディフェンスに対抗、#7浅岡選手に徹底してボールを持たせ時間を稼いだ。一方、ディフェンスは立教新座高校のオプション、およびパスが通りディフェンス時間も長かったものの、ゴールを背負い始めてから大事な場面でファンブルを誘うタックルやインターセプトで無得点におさえた。

さて、今シーズンを戦い抜いている中で特に強力な助っ人が現れていることはたびたび戦況報告と共に伝えているが、対立教新座高校に関して言えば、そのスタッフの力を抜きにして語ることはできない。勿論、顧問であり監督である岡室監督に対する信頼感は当然のことであるが、それに加え今シーズンディフェンス面でチームを支えている嶋田コーチ(本校8期生)の力が大きく影響している。あわせて、オフェンス面でもOBの力を借りて対応している。また、選手たちもスタッフのアドバイスをもとに週ごとに練習メニューを変え、相手チームにあわせた効果的な攻撃方法を選択し、理解力を持って取り組んでいることが特徴である。一つのベースプレーで通すのではなく、相手チームにあわせて取り組んでいけるのは、このチームが3年目の熟成期に入っている証拠でもある。いよいよ来週は決勝戦。川越東高校には最近ほとんど勝利していない。ここにきて#4QB寺村選手も課題であったパスオフェンスもこのゲームに関しては75%とようやく本来の調子を取り戻し実力を発揮した。決勝戦にふさわしいゲームになることを期待する。
得点経過
TEAM PLAY(NAME)yd PLAY種類 PAT
BEARS  #7 浅岡:(  2yd) RUN RUN NG
BEARS  #7 浅岡:( 15yd) PASS RUN NG
BEARS  #10山下:( 15yd) RUN RUN NG
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春季準決勝 対 立教新座高校戦

2007年4月29日(日) 立教新座高G
AM11:30KICK OFF  天気:晴れ(正式10分計時)

立教新座高校を完封、決勝進出へ!

Team 1Q 2Q 3Q 4Q total
18
立教新座高校
《コメント》
 花咲徳栄高校との過去の対戦は2005年春以来の対戦となる。1回戦を勝ち抜き、1年生部員も研修旅行から戻ってきて、人数的には先週より充実した体制で臨んだ2回戦。オフェンスは快調にゲインを重ね、開始早々ショットガン体型からHB#10山下選手が27ヤードを走り先制TD。今回もオフェンスを見た限り快調な滑り出しと思えた次のキックオフカバーで自陣10ヤード付近まで戻され、そこからファーストダウン。ディフェンスが踏ん張ったものの、徳栄に易々とFGを与え、続いて次のリターンでエンドゾーンに入ったボールの処理を誤り、ファンブルしたボールを自陣5ヤード付近でリカバーされ再び徳栄高校がファーストダウンを獲得。自陣5ヤード付近からの攻撃で再び徳栄にTDを許し逆転。2Qに入り2ミニッツに入ってか両チームのオフェンスが爆発する。まずはらBEARSが#7浅岡選手からのランパスが#12高木選手に決まり逆転のTD(キック成功)。このまま前半が終わるかと思えたが、残り40秒程度で徳栄高校パスオフェンスが冴え、約30ヤードのTDパスが決まり(キック不成功)14−15で前半が終了。またしても先週同様勝ち越して折り返すことができなかった。しかし、後半に入りディフェンスも落ち着きを取り戻し、パスは通されるものの要所要所できっちりディフェンスし完封に追いやる。一方、BEARSオフェンスはスタミナ的にも低下することなく3Qには#7浅岡選手が49ヤードを独走しTDを獲得。4Qに入り今度は再び#12高木選手が#7浅岡選手から受けたパスをキャッチしてエンドゾーンまで運びTD(キック不成功)最後は#7浅岡選手が47ヤードを独走しダメ押しのTDで徳栄高校の息の根を止める33−15で快勝する。しかし、今回も課題であったパスオフェンスが冴えず、2インターセプトを喫するなど不安材料を残した。
 しかし、これで2004年春のシーズン以来のベスト4進出。次週はいよいよ立教新座高校と決勝進出をかけて対戦するこよになる。BEARS創部以来、立教新座高校(当時は立教高校)を目標に部活動に取り組み、立教新座高校を超えることを目指してやってきた。再び決勝進出をかけて立教新座高校と対戦できることはとてもうれしい。同時に学校創立30周年の年として是非とも関東大会に出場したい。そんな、真価が問われる一戦となる。次週はさらに悔いの残らないゲームにしてほしい。
得点経過
TEAM PLAY(NAME)yd PLAY種類 PAT
BEARS  #10山下:( 27yd) RUN  KICK G
徳栄高校  #     :(   yd) FG   −
徳栄高校  #27   :(  2yd) RUN  KICK NG
BEARS  #12高木:( 24yd) PASS  KICK G
徳栄高校  #82   :( 30yd) PASS  KICK NG
BEARS  # 7浅岡:( 49yd) RUN  KICK G
BEARS  #12高木:(  5yd) PASS  PASS NG
BEARS  # 7浅岡:( 47yd) RUN  RUN NG
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春季2回戦 対 花咲徳栄高校戦

2007年4月22日(日) 花咲徳栄高G
PM13:10KICK OFF  天気:晴れ(正式8分計時)

BEARS快勝!ベスト4へ!

Team 1Q 2Q 3Q 4Q total
12 33
花咲徳栄高校 15
《コメント》
2005年の秋季シーズン以来勝星に見放されているBEARS。今シーズンは学校創立30周年の年、今一度初心に返り、勝利することにどん欲になることを目標に取り組んできた。岡室先生とともに今シーズンから学生援護会で活躍し、その後ジョン・ポンド氏のもとフットボール理論を学んだ嶋田コーチ(9期生)が加わり、万全の体制で取り組んできた。春のオープン戦で勝利しチーム全体のボルテージは順調に上がってきたと思ったが、シーズン開幕を前にして、バックスの骨折、高木主将の腰の負傷、あわせて新1年生がこの時期恒例の研修旅行に参加し不在。開幕は痛み止めの座薬を使い何とか試合に出場した高木選手を含め13名というギリギリの状態で臨むこととなった。このカード、実は相手チームの埼玉平成高校も公式戦でまだ勝利していないチーム。お互い勝ち星がほしい状況でのゲームであり、埼玉平成も気合いが入っていた。
BEARSのキックオフで始まったゲーム。そして、最初のチャンスはBEARSが掴む。キックオフしたボールが相手一列目のラインに当たり、キックバックしてきたボールをリカバーしオフェンス権を獲得。そのシリーズを緊張からやや体が動かないながらも何とか最後は#7浅岡選手のランプレーが冴えTD。先取点はBEARSが獲得。TFPは失敗したものの、いつもスロースターターのBEARSがTDした様子を見る限りでは楽勝ムードであったが、その後、ディフェンスをきっちりと止めたものの、続くオフェンスで痛恨のファンブル。ここから流れはあっという間に埼玉平成へ。そのシリーズをエンドゾーンまで運ばれ、TFPも成功し逆転。2Qに入りBEARSは次のシリーズで再び#22小林選手へのTDパスがヒットして再び逆転。ツーポイントをトライするがこれも失敗する。単発でのタックリングは要所要所で決まるものの、ディフェンス全体は今ひとつ。続く埼玉平成オフェンスにシリーズを重ねられ、リバースからの痛恨の逆転のTDを許し、TFPも成功も成功し12−14で2ミニッツに入る。何とか前半は勝って折り返したいBEARSであったが、その後のオフェンスで今日の殊勲選手でもある#7浅岡選手の約80ヤード独走のTDランが反則で消滅。逆に自陣10ヤード付近からの攻撃再開となり、さらにそこから再び相手陣20ヤード付近まで#7浅岡選手のランニングでゲインしたものの、残り30秒程度、タイムアウトなしの状態からショットガンを選択。しかし、得点に至らず前半を終了。いやな雰囲気で前半を終える。
 しかし、ハーフタイムで対策をしっかりと再確認たBEARSは、前半にみられた緊張感もなくなりここから快進撃を開始する。後半最初のシリーズで再び#7浅岡選手の36ヤードTDランで再々再逆転に成功。3Q後半にも#10山下選手のTDが反則で幻となったものの、罰退後4Qに入り再び山下選手がエンドゾーンにボールを運びセーフティリードとなる4TD目を獲得。その後の埼玉平成オフェンスを押さえ、BEARSがオフェンスでタイムアップ。2005年秋季シーズン以来、実に公式戦で久しぶりに勝利することができた。しかし、課題は残った。今日のゲームは今までにない浅岡選手のランプレーが光ったが、その分パスプレーに精彩を欠いた結果が残ってしまった。2回戦に向けて再度この課題をクリアして臨んでほしい。

得点経過
TEAM PLAY(NAME)yd PLAY種類 PAT
BEARS  # 7浅岡:( 18yd) RUN  KICK NG
埼玉平成  # 2   :(  4yd) RUN  KICK G
BEARS  #22小林:( 19yd) PASS  KICK NG
埼玉平成  # 2   :( 33yd) RUN  KICK G
BEARS  # 7浅岡:( 36yd) RUN  KICK G
BEARS  #10山下:(  4yd) RUN  KICK G
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春季開幕戦 対 埼玉平成高校戦

2007年4月15日(日) 花咲徳栄高G
AM11:20KICK OFF  天気:晴れ(正式8分計時)

2005年秋季シーズン以来の白星発進!

Team 1Q 2Q 3Q 4Q total
26
埼玉平成高校 14

2007年 春季大会までのスケジュール(3月1日〜4月30日)
3月 4月
 1日(木)  1日(日)
 2日(金)  2日(月)
 3日(土)  3日(火)
 4日(日)  4日(水)
 5日(月)  学年末試験  5日(木)  始業式
 6日(火)  学年末試験  6日(金)
 7日(水)  学年末試験  7日(土)  高等部入学式
 8日(木)  8日(日)  中等部入学式
 9日(金)  9日(月)  代休
10日(土) 10日(火)
11日(日) 11日(水)
12日(月) 12日(木)
13日(火) 13日(金)
14日(水)  卒業・進級判定会議 14日(土)
15日(木) 15日(日)  vs 埼玉平成高校 SIC地区開幕
16日(金)  卒業式予行 16日(月)
17日(土)  高等部卒業式 17日(火)
18日(日) 18日(水)
19日(月) 19日(木)
20日(火)  中等部卒業式 20日(金)
21日(水)  新入生登校日 21日(土)
22日(木) 22日(日)  vs 花咲徳栄高校(2回戦)
23日(金)  終業式 23日(月)
24日(土) 24日(火)
25日(日) 25日(水)
26日(月) 26日(木)
27日(火) 27日(金)
28日(水) 28日(土)
29日(木) 29日(日)  vs 立教新座高校(準決勝)
30日(金) 30日(月) 振替休日
31日(土)
2007 BERAS Roster
N0. U/N Grade Pos Name
1 高2 QB/DB 寺村 健吾
2 高3 RB/LB 浅岡 大貴
3 10 高3 RB/LB 山下 祐太朗
4 11 高1 QB/DB 静谷 啓佑
5 12 高3 WR/DB 高木 慎太郎
6 18 高1 WR/DB 矢吹 雄大
7 21 高2 RB/DB 糸川 卓志
8 22 高2 WR/DB 小林 琢也
9 54 高2 G/DL 中村 正直
10 55 高3 G/LB 大野 友輔
11 56 高2 G/LB 大川 樹実
12 57 高3 C/DT 宮田 秀平
13 66 高1 G/DE 岩松 卓也
14 75 高3 T/DE 瀧 裕太
15 91 高2 WR/DE 町田 悠樹
16 * 中3 - 内田 航
17 * 中2 - 鳥居 大祐
18 MG 高3 主務 松浦 晃子
19 MG 高2 主務 松井 鈴

2007年 春季、埼玉・千葉・茨城地区大会日程

 オープン戦に2連勝することができたBEARSだが、いよいよその実力を問われる春のシーズンが開幕する。前述してある通り、2005年度春季シーズン以来、公式戦で勝ち星のないBERASが満を持して今大会に望む。今シーズンの注目は、やはり中学1年生よりQBとして練習を積んできた寺村選手(#4)の活躍が鍵を握る。2006年春季に高校生としてデビューしたが、決して満足のいくプレーは何一つできなかった。しかし、2年生進級するここにきてクォーターバッキング全般に自信のあるプレーコールがみられるようになってきたことが頼もしい。また、期待していたパスについても発展途上ながらも確実に向上している。また、今年度同様に高校1年生に進級する岩松選手である。すでに中学3年次よりラインとして防具をつけ練習していたが、体型的には我がBEARSにとっては久々のパワフルラインマン登場であり、すでに上級生とも互角かそれ以上のパワーを発揮している。彼がいるサイドのランプレーは、ほぼ間違いなく信頼できるほどである。また、彼に限らずここにきてオフェンスライン全体のパワーとタイミングに成長がみられるようになってきたことは、オープン戦のランニングアタックからも実証済みである。課題であるパッシングに明るい兆しが見られるとオフェンス自体がさらにパワーアップするだろう。ここにきてある程度オフェンス力が見えてきただけに注目したい。一方、ディフェンスの方もサイズが小さいところを年間通じて取り組んでいるウエイトトレーニングが効果を発揮しだしている。あわせて、一人一人のタックリングに対する執念も格段に向上してきている。ディフェンスリーダーの山下選手(#10)を中心とした伝統のBEARS5−2ディフェンス復活に期待したい。しかし、トーナメント表を見る限りでは、強豪がひしめくブロックに入っており、今シーズンも厳しい。後は、勝利することに我々も含めどれだけどん欲になりきれるかということだと思う。OB、関係者の皆さん、是非とも、今シーズンの試合は直接グランドに応援にきてくれることをお願いします。